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犬の白内障はどんな検査でわかる?検査でわかることと受診のタイミングを解説
「犬の目が白っぽくなってきたけど白内障なのかな?」
「白内障の検査ってどんなことをするんだろう」
このような不安や疑問をお持ちの飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか?
犬の白内障は見た目だけで進行度や治療の必要性を判断することはできません。
正確に状態を知るには眼科の専門的な検査が必要です。
今回の記事では以下の点について解説します。
- 白内障検査の目的
- 白内障検査でわかること
- 白内障検査の受診タイミング
犬の白っぽくなってきた目が気になる飼い主様はぜひ参考にしてください。

犬の白内障で検査が必要な理由
犬の白内障で検査が必要な理由は、目の濁りだけでは現在の目の状態や合併症の有無がわからないためです。
目が白く見える原因は白内障だけでなく、核硬化症とよばれる加齢性の変化の場合もあります。
犬の白内障検査では主に以下の3つを確認します。
- 白内障の進行度を把握する
- 合併症の有無を確認する
- 手術適応かどうかを確認する
それぞれみていきましょう。
白内障の進行度を把握する
犬の白内障では、白内障の進行度を把握することが大切です。
白内障の進行度によって視力への影響や必要な治療は変わります。
また、白内障の進行にともなって緑内障などの合併症リスクが高まることもあります。
緑内障とは眼圧が高まり激しい痛みを伴う病気です。
犬の緑内障は失明の原因になることもあります。
犬の白内障検査で現在の進行度を把握することは、適切な治療や経過観察を行うために重要です。
合併症の有無を確認する
犬の白内障検査は合併症の早期発見にもつながる重要な検査です。
犬の白内障が進行するとぶどう膜炎や緑内障などの合併症を引き起こすことがあります。
ぶどう膜炎とは目の中で炎症が引き起こされる病気です。
これらの合併症は強い痛みや失明につながることもあります。
手術適応かを判断する
犬の白内障検査は、手術によって視力の回復が期待できるかを判断するために重要です。
犬の白内障の根本的な治療は手術です。
ただし白内障手術で視力を回復させるためには、網膜が正常に機能している必要があります。
そのため犬の白内障検査では、水晶体の濁りだけでなく網膜の状態も確認します。

犬の白内障ではどのような検査をおこなう?
犬の白内障では目の状態をさまざまな角度から確認するために複数の検査を組み合わせることが必要です。
それぞれの検査には目的があり、検査結果は治療方針や手術適応の判断に活用されます。
犬の白内障検査の主な方法は以下の通りです。
- スリットランプ検査
- 眼圧検査
- 眼底検査
- 超音波検査
それぞれみていきましょう。
スリットランプ検査
スリットランプ検査は細い光を目に当てて水晶体や角膜の状態を立体的に観察する検査です。
この検査では水晶体の濁りの程度や目の中の炎症の有無などが確認され、目の状態や白内障の進行度が評価されます。
眼圧検査
眼圧検査は目の中の圧力を測定する検査です。
犬の白内障に併発しやすい緑内障では眼圧が上がります。
眼圧検査をおこなうことで併発疾患がないか確認し、治療方針を決める判断材料が得られます。
眼底検査
犬の白内障検査における眼底検査は網膜や視神経など目の奥の状態を確認するための重要な検査です。
犬の白内障手術で視力を回復させるためには、網膜が正常に機能していることが必要です。
眼底検査は手術によって視力の回復が期待できるかを判断するために行われます。
ただし、水晶体の濁りが強いと眼底検査を十分に観察できないことがあります。
そのような場合には超音波検査などが必要です。
超音波検査
犬の白内障検査における超音波検査では、水晶体に濁りが強い場合でも目の奥の構造を確認できます。
犬の白内障では網膜が目から剥がれてしまう網膜剥離が起こることがあります。
網膜剥離の状態では手術をしても視力を回復させることはできません。
超音波はこの網膜剥離がないかを確認するために重要な検査です。
犬の白内障検査は怖い?痛みはある?
犬の白内障検査の多くは短時間で行うことができ、痛みもほとんどありません。
ほとんどの検査は鎮静や麻酔をかけずに行うことが可能です。
ただし、犬が暴れて検査が難しい場合やより精密な検査が必要な場合には軽い鎮静などが必要なことがあります。
犬の白内障検査の進め方は犬の性格や状態によっても異なるため、不安があれば事前に確認しておくと安心です。
犬の白内障検査の流れ
犬の白内障検査は複数の検査が段階的に進められます。
まず問診・視診やスリットランプ検査などの基本的な眼科検査で加齢による変化なのか病的な変化なのかを確認することが大切です。
水晶体の濁りが強く目の奥が見えない場合は、超音波検査などを行い網膜の状態が評価されます。
このように複数の検査を状態に合わせて行い、総合的な結果をもとに治療方針や手術の適応を判断することが大切です。
こんな場合は犬の白内障検査をおすすめします
犬の目が白く濁ってきたり家具や壁によくぶつかるようになったら、白内障検査を受診することをおすすめします。
犬のこうした変化は白内障による水晶体の濁りや視力の低下が原因の可能性があります。
また、緑内障やぶどう膜炎などの合併症が隠れているかもしれません。
犬の目の色や普段の様子に変化が見られたら、早めに病院で検査を受けることが大切です。

まとめ
犬の白内障検査は白内障の進行度の確認や治療方針を決定するために重要です。
「目の検査はなんだか怖そう」と感じられる飼い主様もいらっしゃるかもしれません。
実際の白内障検査は短時間で終わるものが多く、犬への負担も少ないものがほとんどです。
当院では眼科診療に力を入れています。
「最近うちの子の目が白くなってきた」など犬の目の変化が気になる飼い主様は、当院までお気軽にご相談ください。